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2015.01.17

The Nightmare Before Christmas (sort of)

Nightmarebeforechristmas_2

ティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォー・クリスマス」はハロウィーンの時期になると必ず観たくなる映画ですが、年中ホラーというか、年中ハロウィーンな永田町みたいな映画だなあと前から思っていたのですが、主人公ジャックがクリスマスの国を恐怖に陥れた“プレゼント作戦”は、実は日本中に迷惑をかけているバラマキ公共事業予算に似ているんじゃないか、とも思えるのです。本人たちは「これがいいだろう」と思って、張り切って配っている。でもそんなものもらっても嬉しくないうえ、勝手にいろいろハコモノ施設を作られてみんな迷惑している。ジャックのように、「どうして僕からのプレゼントをみんな喜んでくれないんだろう?」と悩んでくれればまだいいのですが、年中ハロウィーンな人たちはその気配なくこれまできてしまい、さらにまだ性懲りもなく配ろうとしているような気がします。

ハロウィーンの国ではオバケやゲテモノがクールとされていますが、心優しいクリスマスの国ではそんな気持ちの悪い、毒々しいものが届いたら子どもたちだけでなく大人だって怖がるということにジャックは気が付かず、サンタさんのように“プレゼント”を配れば自分もみんなに好かれるのではないか?と考えて真似をしてみたけど、恐怖の絶叫に包まれて失敗に終わってしまう。そんなふうに人を恐怖に陥れるだけの自分の姿に疑問を感じて悩むジャックの姿は、ハロウィーンの国では自分はヒーローなのに、一歩違う世界に出れば自分の価値観はまったく通用しないことに気付くという苦いプロセスではあるのですが、「自分はいいと思ったのに、なぜうまくいかなかったんだろう?」と落ち込み、反省するジャックは極めて普通の感覚の持ち主でもあります。

ハロウィーンの国を出てもハロウィーンの国がずっと続いているかのように、同じように自分の価値観のみを他に押し付けて平気な人たちとはまったく違う、繊細な心の持ち主であるジャックは、最終的には「自分はハロウィーンの国のヒーローなんだ!!だから自分の国で自分らしくいて、輝いていればいいんだ!!」と気付いて元気を取り戻すのですが、人に嫌がられることはやめようと考える常識人でもあるといえる。日本国ハロウィーン村のような自民党でも、ジャックのように自分のやっていることがなぜ嫌がられているのかを真摯に反省し、嫌がられているならやめようと考える人たちはいなかったのでしょうか。まったくいなかったわけではないと思うのですが、そんな人たちはハロウィーンの国に紛れ込んだクリスマスの国の人のように思われてしまうのがオチというか、真善美が通用しない世界で、ジャックと同様、自分の価値観が否定されて悩むという事態が起こってしまうというのが歴史であったと言えるのかもしれません。

もちろん日本国にはジャックが配ったような黒いリボンに包まれた箱を喜ぶ人たちだっていたのでしょう。だけどそれ以外の人たちにとってそんなハロウィーン的自己満足な“ハコモノ”は、無機質なコンクリートの建物だったり、無駄に豪華な施設だったり、一部の人たちが潤ったけれども維持費は地域のご負担でねという、どこまでも悪魔的な“プレゼント”であったのだろうと思うのです。配っている側は「いいことしてやった」と慈善事業家のような気分になっているけど、その原資は税金なので、人からむしり取ったお金である特定の人たちだけを一時的に潤してはまた同じようなことを繰り返す・・・そしてその負担は善良な人たちに付け回しという、これを偽善と呼ばずして、悪魔的と呼ばずして何と言うのかというこの“自民党システム”は、やっぱりますますハロウィーンだと感じずにはいられません。

日本全体をみれば、そんなハロウィーンの結果として困っている地域は山ほどあると思います。どうせなら、美しくて、見ていて心が優しくなるような箱をプレゼントすれば喜ばれたかもしれないのに。嫌がっているのが分からなかったのか、嫌だとはっきり言わなかったからなのか、どちらにしてもこれまではハロウィーン的価値観が席巻し、それはそれで一時的には良かったのかもしれませんが、持続可能なものではなかったし、何より多くの人たちがまじめに働いて納めた税金が一部の人たちだけの儲けに回っていたという不公平なものであった。もし日本国に住まう人たちの多くがクリスマス的価値観を持っているのなら、こんどハロウィーンがきたら「ギャー」と叫んで「そんなもんいらん!!」と突き返さないといけないし、もしサンタさんにお願いする場合には「これこれこういうものが必要なので、これをください」ときちんとお手紙を書かないといけません。そして自分が望んで、もらったものは大切に使っていく責任があり、プレゼントがちゃんと役に立ったかサンタさんに説明できるようにしなければいけません。サンタさんにお願いしたものの原資が税金であるかぎりは。でもサンタさんから何かをもらわなくても、自分たちでちゃんとやっていけるようになればいちばんいいのではないでしょうか。

ドラクエの続きを書くつもりだったのに、地方創生の「地方版総合戦略」の策定ってどういうことなんだろうと考えていたら、季節外れのこんな話になってしまいました。まあ常夏ならぬ“常ハロウィーン”みたいなところだから、時期は関係ないか。

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